日本人作家

東山 魁夷

日本人作家

東山 魁夷

戦時の苦難を乗り越え、穏やかな自然の風景画と東山ブルーが特徴の
昭和を代表する日本画家

東山 魁夷(ひがしやま かいい、1908年7月8日 – 1999年5月6日)は、日本の画家、版画家、著述家。昭和を代表する日本画家の一人で、風景画の分野では国民的画家といわれる。文化勲章受章者。千葉県市川市名誉市民。本名は東山 新吉(ひがしやま しんきち)。
人物を描かない、東山ブルーという透き通るような青色が特徴の東山魁夷。30代で太平洋戦争を経験し、その際に母と弟を亡くす。その経験から人を描かず、絵に没頭し39歳で画家として活動を始めた。絵画を通して自身の存在を見つめ続けたその生き様が静謐な風景画で表現されている。52歳で東宮御所の壁画を任され、62歳で毎日芸術大賞と文化勲章を受章した。画家としてのデビューは遅かったが、亡くなる直前まで描き続けたため活躍期間は長く、作品数も多い。また、東山ブルーという呼び名が生まれるほど彼は青色を特別視しており、彼自身は青色を感覚と精神世界をつなぐ色と称していた。

 

 作家の言葉

“「私の作品を育ててくれた故郷」学生時代に見せられた長野の大自然を想いこう述べている。”

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